名桜大学ヘルスサポートは、様々な機器を使って北部地域を中心に健康測定を行っています。第2回のコラムでは、なぜ健康測定を勧めるのかについてお話します!
写真:イベントの様子
大きな目的は「沖縄の健康長寿の復活に貢献すること」です。厚生労働省が令和2年に発表した都道府県ごとの平均寿命の調査では、沖縄県の平均寿命は女性が87.88歳、男性が80.73歳でした。都道府県別の順位では、女性が16位、男性が43位と前回よりも後退しているという結果でした。過去に1位であった時期を考えると、沖縄の状態は深刻です。このような沖縄県の現状を改善するために、名桜大学を拠点とし、健康測定を定期的に行っています。健康測定を行うことで、自らの健康状況の確認をすることができ、健康に対する意識の向上や行動変容のきっかけにも繋がっていきます。さらに、健康測定を継続して行うことで、身体の変化(効果)を確認することにも繋がります。実際に名桜大学で行っている測定会では、継続的に参加される方が多く、ウェルビーイングのための一歩としてとても役に立っています。測定の内容は体組成や血圧、血管年齢、自律神経活動(ストレスチェック)、AGEs(糖化)などを毎回行っています。詳しいことは今後のコラムで紹介します。
ヘルスサポートが行っている健康測定では、機器を使った健康測定だけでなく、参加者と学生とのコミュニケーションも大切にしています。すべての測定が無料で行えるので、近くの健診などに行くことにも少しハードルが高い方でも気軽に参加しやすくなっています。また、ヘルスサポートには、健康に関する知識をもった学生が多く所属しています。そのため、学生たちと共に楽しみながら健康に関する会話や話題で盛り上がることができ、健康的な生活へとシフトできるきっかけづくりにもなります。
日々の生活に支障がなくても、自分では気づかないうちにからだの変化は起きているかもしれません。ヘルスサポートでは健康測定を通し、皆さんのからだの状態を知ってもらうことで、健康意識の向上に向けたサポートしていきます。健康に過ごすために自分のからだと向き合ってみませんか?
【参考文献】
・厚生労働省(2020)令和2年都道府県別生命表の概況 2都道府県別にみた平均寿命の年次推移
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/tdfk20/dl/tdfk20-03.pdf
(参照日2023年8月21日)
担当:名桜大学ヘルスサポート2年 金城佳菜子、2年 川鍋匠生、1年 山下心夢